Cuba-SantaClara-20101214023246

旅雑記

12月13日:チェ・ゲバラが眠る土地。

2010/12/21  

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チェックイン後、僕らは目覚めてSanta Claraの中心地をグルッと散歩する。
そして、本日の目的地である列車博物館、チェ・ゲバラの銅像、カピロの丘を目指す。

ここSanta Claraでは、キューバ革命時に最も重要な戦いがあった。
いよいよ本格的にバチスタ政権を倒そうと動いていたフィデル・カストロ率いる革命軍。
Santa Claraはキューバという国の丁度ど真ん中。
ここを落とせば形勢優位となる。逆に言えばここを落とせなければ革命軍の勝利は無い。

そんな重要ポイントを任せられたのがチェ・ゲバラ。
彼は屈強な兵士達を率いてSanta Claraに乗り込み、バチスタ軍に打ち勝つ。
その際に、バチスタ軍の補給拠点となっていた列車線路を破壊して形勢優位を持ったのだ。

その跡地に僕は今立っている。
ここの勝利があってこそのキューバ革命であったことは間違いない。

その列車跡地から歩くこと5分。
見えてきたのは僕が最も気になっていたチェ・ゲバラの銅像。

既に沢山のキューバ人の先客がいた。
彼らはチェ・ゲバラ像と一緒に記念撮影をしていたのだが、
僕にはその様子がまるで一緒に戦った同志のように見えた。
今尚、この国はチェ・ゲバラも掲げた理想を目指しているのであろう。
そういう意味では同志である。(無論、現実は色々と厳しいようだが…。)

僕もご多分にもれず、記念撮影。

その後、カピロの丘にいくが、
そこは文字通り丘の上にあり、Santa Claraの街を一望できる場所だった。
しかし・・・遠かった。。。疲れ果ててしまった。
しかも見所はあまり無かった…。
陸上トラック横の建物の窓ガラスはところどころ割れていたりするのが見えただけだった。
丘の上にモニュメントがあるのだけど、その裏手にコンドームの包装を多数発見する…。
何事も時間と共に陳腐化・形骸化していくのだろうか?
尚、街にある大型バスケットコートがあり、3面バスケスペースがあるのに、
バスケットリングが壊れているという悲劇。
本当に経済的に厳しい状況なのが垣間見える。

カピロの丘の後、バスターミナルへ向かう僕らは地図を見て、バスターミナルが
カピロの丘から遠すぎることを理由に市内を走るバスを掴まえることに。

しかしながら、ここSanta Claraではバスと言っても普通のバスではない。
馬車である。1回1クバーノペソ(4円)で馬車に乗れるのです。

街並みも中世(?)を思わせる部分があり、昔の人はこうやって移動していたんだなぁと、妄想の世界へ。

無事にバス予約をして、帰り道も馬車。

一度ホテルで疲れ果てた身体を癒すために睡眠をとる。2時間ほど。
その後、晩ご飯を食べに移動。評判が良いレストラン『La Concha』で食事。
出てきたメインディッシュが巨大過ぎて食べきれず、スタンにお裾分け。

夜の街をぶらぶらすると、これまた評判が良いと言われているミュージックバーがあり、
そこに入るが、本日は生演奏は無いとのことでガックリ…。

僕らは残念そうにコーヒーを呑んでいると、
すぐ近くのテーブルに座っていたキューバの若者たちがフォークギターを1本持って、歌を唄い始めた。
皆で一緒に唄っている様子を見るとどうやら有名曲なのだろう。
プロの生演奏も良いけれど、こういうのも僕は好きだ。
とても満足した時間を頂く。

少し経つと、ミュージックバーの奥で映画を上映しているとのこと。
やっていたのは少し前に日本でも話題になった『バベル』だった。
数年前に観たときは「んー、別に…」という感想を持った僕だったが、
今回は違った。色々なことを考えさせられた。
人間の命の重さに違いがあること、世界は繋がっているということ、
この映画自体の存在意義について・・・などなど。

映画を見終わった後、暇そうにミュージックバーに居残る僕ら。
そうするとどうやら恒例行事らしいのだが、ビンゴを始めるとのこと。

バーにいる客全員が1ペソでビンゴカードを手に取り、
勝ったものが総取りという単純なルール。
資源を大切にするため(?)に、ビンゴカードの数字の上に小石を置く方式。

酔っ払ったバーの店長が叫ぶスペイン語の数字をうまく正確に聞き取れない僕らは隣にいた若者たちに助けられた。
観光客は僕らしかいなく、後はどうやら現地の若者。
恐らく年齢は15歳~25歳ぐらいだろう。
既に25時付近。

結局、ビンゴで僕は勝利することは出来なかったが、現地の人達とのこの時間を
大いに楽しませてもらった。聞き取れない数字を教えてくれた青年たちに大いに感謝。

その後、ホテルへ戻り、爆睡。
明日はそのミュージックバーでロックライブがあるとのこと。
サルサやタンバで有名なキューバで聴くロック。気になって仕方ない。

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