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サムライレポート

偏差値30台からのハーバード大学MBA。現在ボストンにてベンチャーキャピタリストを務める古賀 洋吉氏(Globespan Capital Partners)

2011/06/08  

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(※ボストンの地下鉄にて1枚。)

ボストンに尋ねてみたかった。
アメリカ合衆国のボストンという街。

そこにはハーバード大学、マサチューセッツ工科大学を始めとして著名な大学が多く存在している。
大学などの研究からイノベーションの種が生み出されることが少なくないのがアメリカのようです。

そんなボストンに一際不思議な存在感を放つ日本人がいる。
それが古賀洋吉さんです。

たまたまニューヨークにいた時に、僕のサバイバルゲーム友達から連絡があり、
ボストンにハイパー面白い人がいるという紹介を受けた。
それが古賀さんでした。

僕は先述の大学に訪問する以外にもボストンに行く楽しみが出来、
実際に多忙なスケジュールの中、少しだけお時間を頂いてお逢いさせて頂きました。

まず、古賀さんがどういう人かと言うと・・・
愛の日記』というブログタイトルという名前ではあるものの、
中身は”愛”に触れることよりも、
愛とはちょっと離れたモノの話に触れることが多いという不思議なブログを書いている方です。
…これでは何も伝わりませんね。

本人のブログにあるプロフィールを抜粋させて頂くほうが早いと思われますので、以下を参照ください。

(※古賀さんのオフィスにて。)

ボストンのベンチャーキャピタルであるGlobespan Capital PartnersのDirectorと、
カーシェアリング最大手であるZipcarのグローバル戦略顧問を兼任中。
Globespanがつくってくれた自己紹介はこちら

ベンチャーやイノベーションが大好きなのでそんなことばかりやっています。
1975年、東京生まれの東京育ちだが、観光気分で今はボストン在住。

学歴:100年の歴史で唯一の明治大学卒・ハーバードMBA卒として最低ライン更新。

経歴:日本では学生時代にベンチャー立ち上げと、新卒で戦略コンサルティング。
シリコンバレーではモバイルベンチャー。ボストンではベンチャーキャピタルとカーシェアリングサービスの仕事。
人の役にたつわくわくするようなイノベーションを世界に広げるのが僕の仕事です。

家族: 奥さんと息子(2歳)、娘(0歳)との4人暮らし!

モットー: できなそうなことからやる(おかげでいつもピンチばかり)。

趣味: 人生。

生きがい:何かをクリエイトすること。
絵を書くこと、プログラムを作ること、新しい会社を育てることなど、創造的なこと。

※古賀さんのブログより、抜粋ブログ記事
総合偏差値が30台でもハーバードMBAには入れる
会社の幸せと個人の幸せ
英語だと何故会話が赤ちゃんレベルになるのか
日米の多様性
若い世代はキレるべき
たった1年で5100万人の雇用を生み出すアメリカの雇用流動性
シリコンバレーのレイオフと、日本の派遣切り
日本のイノベーションの課題
ドラクエ人生論
すし太郎

上記をご覧頂ければお分かりの通り、
古賀さんの人生は常に挑戦と冒険に満ち溢れています。

古賀さんのような柔軟且つ自由な考え方を持ち、
イノベーションを求めて人生を歩んでいる人がいるのです。

古賀さんの発想は上記に挙げたブログ記事を読めばわかる通り、
なかなか日本人が客観的には見難い視点から物事を洞察されています。
非常に学ぶところと、考えさせられるところが多いです。

それはやはり実際に日本から出て、
長年アメリカにて仕事しているから見えてくるモノなのではないでしょうか。

古賀さんに日本の若者へ何か伝えたいことがあればと尋ねた所、以下のようなお話を頂きました。

「アメリカでは優秀な人材が起業したり、ベンチャーへ行き、新しいイノベーションを起こす流れがある。
しかし、日本はそれとは反対に優秀な人材ほど下降一方の大企業へ行き、延命措置をしている。
優秀な若い人材が沈みゆく大企業と共に沈んでいく。
優秀な人材がイノベーションを創造して、新しい産業を創りだしていかなくてはならないんだ。」

非常に刺さる強い言葉でした。

確かに僕の大学時代に知り合った優秀だと思われる人たちも、その大多数が大企業へ入りました。

そして、大企業特有の年功序列を中心としたシステム等に翻弄されて、
イノベーションを起こしたくても非常に難しい環境にいる人が多い気がします。

若い自分の声が上司や経営陣には届かないから、
これまで通りのやり方に沿って昇進し、
ある程度のポジションについてから組織を変えると意気込む人もいますが、
一体どれだけの時間がかかるのでしょうか?

その間にも少しずつ、その船は沈んでいるかもしれません・・・。

ポジションについた頃には、
何故か自分も望んではいなかったソッチ側にいっていることもあるかもしれません。

とはいえ、日本とアメリカは異なる環境だと思います。

いきなり今の日本がアメリカになれというのも無理でしょう。
しかし、何かを変えていかなくてはなりません。

「自分は逃げ切れる」と思っている上の世代、既得権益層を動かさなくてはなりません。

古賀さんもブログで主張されていますが、
若者世代がもっと主張し、上の世代を突き動かしていかなくてはなりません。

他人事ではなく自分事として、
今日から、今から意識を持って取り組んでいくことが大切でしょう。

僕がお逢いしたときの古賀さんは何度も電話が鳴り、
本当に忙しそうでしたがその顔からは充実感が溢れていました。
きっと、自分の人生を自由に生きているからなのではないかと思います。

僕自身も古賀さんに逢って、得体のしれないパワーを頂戴しました。
まさしく海外で闘うサムライに逢ったのではないかと思えました。

古賀さんのように受験時は偏差値30台でも、
あなた次第でハーバードのMBAを取れるかもしれません。

「どうせ俺なんか…」という若者は自分の可能性を殺すのを諦めて、挑戦する気合を持ちましょう!
一度きりの人生ですから!

古賀さん、お忙しい中、お時間有難うございました!

太田 英基

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