アメリカの後は南下して中米のグアテマラに入りました。
グアテマラという国自体、なかなか馴染みが無い人が多いと思いますが、
アメリカ合衆国の南にはメキシコがありますよね。
その西南に位置するのがグアテマラなのです。
コーヒーなどでグアテマラの名を聞いたことがある人はいるかもしれません。
また、マヤ文明がジャングルのど真ん中に残したティカル遺跡という見事な遺跡があります。
(ティカル遺跡はスターウォーズの撮影で使われたという噂です。)
グアテマラについてはウィキペディアでどうぞ。
僕はグアテマラの古都アンティグアという街で、
中南米のスペイン語圏を旅する前に少しだけ語学学校に通いました。
ちなみに古都アンティグアは街自体が世界遺産に登録されています。
その時にお世話になったのがアタバルという片桐さんが運営するスペイン語の語学学校でした。
(※ATABALウェブサイト)
以前、僕の旅コラムで、フィリピン格安英語留学を紹介しましたが、
実は英語だけではなく、スペイン語もマンツーマンレッスンで安く学べる場所がこの世界にはあるのです!
仕組みというか、考え方はフィリピン留学と同じです。
給与水準や物価差を利用して実現できる格安レッスンです。
参考までにアタバルでは1日6時間のマンツーマンレッスンを週5で受けて、週105ドルです。
1日2時間のマンツーマンレッスンであれば週5で受けて、週41ドルです。
一人ではなく、友人等と2人1組で先生をつけた場合は、1日6時間のレッスンで週79ドルです。
授業単価で考えると、1日6時間のマンツーマンの場合は、1日21ドル。
つまり、1時間あたり3.5ドルという計算になります…!
日本円にすると、1ドル85円で考えて約300円です。
これは日本では不可能な金額でしょう。
2人1組で6時間レッスンの場合は、1時間あたり約223円となります。
英語のほうが需要が大きい昨今ですが、スペイン語を学びたいと思っている人にはもってこいです!
そういうことで、今回は片桐さんとアタバルについて紹介させて頂きます!
ATABALは私の妻のぺトラが1978年に開いたスペイン語学校です。
私は1987年にメキシコ、グアテマラの旅行をして、その際にアンティグアに立ち寄り、
当時営業していたレストラン「禅」のオーナーのユキさんに紹介され、
6週間ほど勉強し、スペイン語の基本をマスターしました。
その後大学院を卒業し1990年からアンティグアに住み、ぺトラと一緒に現在までATABAL(アタバル)を運営しております。
ATABALの生徒さんのほとんどは日本の方です。
初心者でもなんとなく会話ができる欧米の方に比べ、
特に日本人の初心者は慣れない先生だと多少戸惑うところがあるようです。
ATABALではベテランの先生を固定して雇用しており、
初めての方でもあまり戸惑わず勉強していただけると思っております。
日本語で書いたスペイン語文法書なども充実しているので、
疑問点などを授業の後に自習して確認することもできます。
何かわからないこと、困ったことがあれば、私ができるだけ相談に乗るようにしています。
また授業はマンツーマンなので、
それぞれの方のスペイン語力とご希望にあわせた授業を取っていただくことができます。
もともと海外で働きたいと漠然とは考えていましたが、
こちらでスペイン語を勉強して話せるようになり、具体的に考えるようになりました。
グアテマラの魅力は人だと思います。
もちろんティカル、キリグアに代表されるマヤ文明の遺跡や、
アンティグアなどの世界遺産は観光資源として重要ですが、
そういった観光して終わってしまうものではなく、
ちょっと田舎っぽく、ラテン系というやたら明るいというイメージとは、ちょっと違う、
はにかむ明るさといったものを持った人たちと触れ合ってみるのが
グアテマラの滞在の醍醐味ではないかと思います。
グアテマラに永住という予定です。
ATABALとしては、グアテマラでの通常の授業はもちろん、始めてからもう6年になるインターネットを利用した授業に関しても、さらに充実させていきたいと思います。
グアテマラのネット事情が少しずつ良くなっているので、
様子を見ながらインターネット授業用のコンピュータも増やし、
より良い環境でグアテマラに来ることのできない方へも日本にいながら、
ATABALの授業を受けていただけるようにしていきたいと思います。
また、このインターネットの授業を通じて、グアテマラを知っていただけたらとても嬉しいと思っています。
日本ではなかなかスペイン語を実際に使う機会がなく、
スペイン語に関する情報も少ないので、興味を維持していくのが難しい環境にあるかもしれません。
ただ、語学はやはり継続して行うことにより効果が出てくるものなので、
ぜひ一度学び始めたら、少しずつでも続けていただきたいと思います。
ATABALで行っているインターネットによる授業がそのお役に立てることがあるかと思いますので、
興味がある方はご連絡ください。
興味が内向的で、海外などには興味を持たない人が最近増えていると聞きます。
政治、経済のみでなくいろいろな点で閉塞感があるのかもしれません。
ただ、そういう時こそ海外の違う文化を見てみるのも良いのではないでしょうか?
日本と違った価値観、文化を基礎に生活している人たちがいるということを実際に見て、
その中で考えてみるというのはとても新鮮なものであり、
考え方、ものの見方の幅を広げてくれることと思います。
また、外から日本を見ることにより、
良い点も悪い点も含め今までとは違ったものが見えるときがあります。
特に、考えが内向きになり行き詰ったときなど、
思い切って海外に出てみることも考えてみてください。
以上、片桐さんの回答となります。
グアテマラの古都アンティグアには他にもスペイン語学校がありますが、
日本人向けの細かな対応や、日本語の辞書やテキスト等はアタバルにしか無いようです。
実は中南米を旅する旅行者にはグアテマラでのスペイン語留学(アタバル)は有名な話なのですが、
一般の人はほぼ知らないと思います。
何を隠そう僕は大学の第二外国語がスペイン語でした。
スペイン語を話せることが出来たら、
アメリカ大陸の人達とコミュニケーションが出来るのだと意気込んで学校に臨んだものの・・・
数ヵ月後にはモチベーションは低下していました。
英語と同じで、実際に使う機会がないとモチベーションの維持が難しいと思います。
(余談ですが、僕はそのままスペイン語の単位が取れず大学生活を5年間過ごしました。
情けないことにグアテマラで勉強始めた時に覚えていたのは一桁台の数字だけでした。
日本の教育は色々と根本的に間違っている気がします…って責任転嫁ですね…。すみません…。)
もし、僕が大学1年生の当時にグアテマラのスペイン語留学を知っていれば、
夏休みや春休みを利用して、
にわかに憶えたスペイン語を実践しに旅行も兼ねてスペイン語留学に行っていたかもしれません。
(ただ、中米なので飛行機代が少し値を張りますが…。)
実際、スペイン語が使えれば、スペインは勿論、
アメリカ大陸のほとんどの国で生活可能です。
アメリカでもロサンゼルス等、メキシコ国境に近づくほどスペイン語を話す人達が増えていきます。
また、僕がモロッコに行った際には、モロッコの一部地域の人達もスペイン語を話せるようでした。
かつて、この世界を圧倒的な力で領土拡大をしていたスペインの影響でしょう。
是非、学生さんであれば長期休暇の際に、社会人であれば転職の際に、
旅人であれば中南米を旅するその前に、グアテマラの古都アンティグアにあるアタバルを訪れてみてはいかがでしょうか。
僕は旅のスケジュール上、1週間程度しか勉強できませんでしたが、
それでも基礎文法を学べたのは非常に大きかったです。
その後のスペイン語圏の旅への影響が絶大でした。
ちなみにアンティグアでは、スペイン語だけでなく、
ラテンの踊り、サルサのレッスンも格安で受けることができますよ。
また、アタバルではグアテマラ人家庭へのホームステイも紹介してくれます。
ホームステイではなくても、古都アンティグアには1泊数百円で宿泊できる日本人が集う宿、ペンション田代の存在もあるので、心配ご無用でしょう。
ペンション田代に泊まっている人の5割はスペイン語学校に通っています。
しかしながら、スペイン語を学んでみたいものの、中米まで行くのは時間的にちょっと難しいという御方。
なんと片桐さんも仰っていますが、アタバルはオンライン授業もやっています!
(これもフィリピンにも同じシステムありますね!)
オンライン授業の場合は、スカイプ等を利用するのですが、
1回50分授業を1,000円から受講できます。
これであれば、場所を気にする必要はありません。
スペイン語圏に駐在が決まった商社やメーカーの担当者は是非、試してみてください。
フィリピン等を始めとしたアジアでの格安英語留学だけでなく、グアテマラでのスペイン語留学もあるのです。
先日、アフリカではスワヒリ語の語学学校もありました。
アラビア語、フランス語なども海外で安く学ぶことができることでしょう。
グアテマラでスペイン語を学んだ後にメキシコやキューバ、南米へ行くのも良いでしょう。
勿論、スペイン語を学ぶだけではなく、
グアテマラで長年生活している片桐さんにグアテマラの文化や習慣について教えてもらいましょう!
以上、片桐さん、ご協力有難うございました!
最後に、アタバルの屋上で、僕の先生と撮った写真を1枚。(僕の髪型が…。)
太田 英基
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