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サムライレポート

中米カリブの国ベリーズにて起業し、観光振興に貢献するソリス麻子氏(BPRP代表)

2011/07/26  

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(※ベリーズのカリブ海にある世界遺産ブルーホールをセスナ機上空から。絶景です。)

中米カリブ海に面する場所にある人口30万人ちょっとの小さな国、ベリーズ。(※ウィキペディア参照
メキシコやグアテマラに囲まれた国です。

当初は行く予定が無かったのですが、
そのベリーズで起業して奮闘されている方からお声を掛けて頂いたので、突如ベリーズ訪問へ。

お逢いした方はソリス麻子さん。ベリーズ歴7年目だそうです。
折角なので、ベリーズにてPRエージェンシー及び旅行代理業を営む麻子さんのツアーに僕も便乗させて頂くことに。
麻子さんがベリーズの観光PRに取り組んでいるので、僕もちょっとばかりベリーズの観光経験を。

最初はベリーズとグアテマラの国境近くにあるサンイグナシオという地方の町へ。
ベリーズは英国領だった為に、公用語が英語です。
中南米はほとんどの国がスペイン語圏ですが、
ベリーズではほとんどの人が英語を話します。スペイン語を話せる人も多いようです。

ちなみにサンイグナシオではATMという洞窟探検アクティビティに参加。
これは僕の洞窟経験の中でも、最もレベルの高い洞窟探検アクティビティでした。

なにしろこの洞窟はただの洞窟ではなく、その昔、マヤ文明の中でマヤ人が儀式に使っていた洞窟ということです。
洞窟の深部へ辿り着くと、そこにはマヤの人達の白骨や儀式に使われた壷などが…!
深部にある無音の広大な空間で、ガイドさんが鍾乳石を使って演奏してくれたりと素晴らしい経験をさせて頂きました。

(洞窟の入り口。ここから未知なる世界への冒険が…!この先、暗闇です。ヘッドライト命。)

そして、最も印象的だったのは…やはりカリブ海!海です!

ベリーズには幾つか有名な場所があるのですが、僕は多くの個人旅行者が集まるというキーカーカーという小島へ。
ここへは船で向かうのですが、船で降りたところには『Go Slow.(ゆっくり行こう。)』と表示があり、なんだか気持ちが和む。スキューバダイビングは勿論、シュノーケリングでも十分に楽しめました!僕はシュノーケリングで!浅瀬にも関わらず大きな亀と遭遇したり、魚群と遭遇したり、なんだか久しぶりに癒されました。

とても綺麗な海でした。

最後にはセスナ機に乗って、カリブ海を遊覧飛行しながら、世界遺産でもあるブルーホールを眺めてきました。ブルーホール、絶景かつ神秘的でした。
海の真ん中に穴が空いているのですよ。

そしてなんと、ブルーホールをスキューバダイビングできるらしいのですが、僕はライセンスを持っていないので次回にお預け!
是非、スキューバダイビングが好きな人は人生で一度は訪れてみてください。
伊豆もいいけれど、カリブの海を!

と、ベリーズ観光についてはこれぐらいにしておきまして…(笑)

そんな僕の充実したベリーズ観光をコーディネートして頂いた麻子さん。
アンケートにご回答頂いておりますので、そちらをご紹介させて頂きます。

自己紹介とこれまでの歩みについて教えて頂けますか?

学生時代から人を集めて、パーティをしたり、派遣会社やったり、プロモーションが大好き。
株式会社ベンチャーリンク主催の学生社長プロジェクトで社長に選ばれ、デジタルショップ運営。
日韓学生サミット、ビジネスプランコンテストの日本代表を務めるほか、
独自のプロモーション戦略で、イベント開催、映画配給ダイレクターなどを勤める。

新卒で、日本IBMの営業会社に就職。2年で月間売上NO.1になるが、
「なんのために働いてるんだろう?」と日本脱出を決意。

翌年には、JICA(国際協力機構)より起業家育成プログラムの協力隊員としてベリーズに派遣され、
政府の起業家育成プログラムに従事。2007年に現地のベリーズ人と結婚。

現在は中米ベリーズに在住し、BPRP(Belize PR Production)として、会社設立。

ベリーズを少しでも日本の人に伝えることで、ベリーズの経済効果に寄与したい。


現在の仕事内容について教えてください。

中米カリブの国、ベリーズのPRカンパニー。
TVやメディアのコーディネートはもちろんのこと、日本に輸出している製品のプロモーションのお手伝い。
一般のお客様にもベリーズ観光の上でのホテル・ツアーを紹介。

毎年、知名度があがってお客さんが来てくれるのが最高の喜び。


元々、海外で働きたいという志向はお持ちでしたか?

なかったと思う。
職に就くというより、職をつくるということに面白さを感じていたので、
初期投資がかかる日本よりも、海外で何にもないところから作る方が自分にあっていた。


ベリーズの魅力について教えてください。

海、山、歴史、陽気な人々。みんなちがって当たり前。
世界遺産のブルーホールやカリブ海に浮かぶ島々の周りの海は、本当にエメラルドグリーン。

ずっと見ていても飽きないし、
ずっとぼーっとしていても誰にも咎められないゆっくりしたベリーズの人たちが大好き。

そして、貧乏でも支え合っていて、
明るいポジティブな人たちは、日本でお金がある人より豊かだと思う。

熱帯雨林の自然や、マヤの人たちが今も昔のスタイルで暮らしているのも魅力。


海外に出て変化した価値観はありますか?

言いたいこと言って、食べたいもの食べて、寝たいだけ寝て、それでいいんだ~。
休みは徹底的に休む、それは大事!
目覚ましアラーム5年以上、使ってない。
自然と共に生きる、それが大事。


今後の予定や将来の夢(目標)について教えてください。

5年後  ベリーズで映画を作って、日本に配給!(ディカプリオ出演希望)
10年後 ベリーズ国際マラソン開催して日本人誘致!
20年後 ベリーズにいっぱい訪れる人が増えて、お客さんにもベリーズ人にも喜んでもらう。
ベリーズの豊かさが失われないこと!
30年後 ベリーズのマザーテレサになって、貧しくても心の豊かな人々とのんびり暮らす。

最後に、日本の若者にメッセージをお願い致します!

生き急がずに。
これじゃなくてはダメだ、ということはないので、
のびやかに楽しく生きましょう!

色々、経験が何に自分があうのかを教えてくれるので、
若いうちにできるだけ多くの経験をして、自分の居心地のいい場所を見つけることが大事です。
ぜひベリーズにも遊びに来て下さい!

以上、ご回答有難うございました。

麻子さんは本当にベリーズを愛しているようでした。
(そうでなければ、ベリーズのマザーテレサになるという言葉は出てきません。)

ベリーズは本当にのんびりと時間が流れていて、
日本とは色々と反対に位置している国なんだろうなぁと感じました。

僕はこれまで多くの海外在住の日本人の方にお逢いしてきましたが、JICAの青年海外協力隊をキッカケに、
そのまま現地に根付く人はそうは多くは無いと感じています。

麻子さんはその貴重な一人だと思いますし、
協力隊の任期を終えた今でも、ベリーズの為に全力投球されています。
ベリーズの観光PRや旅行業の他にも、色々と常に可能性を模索しては挑戦されているようです。

今年の夏休み、中米カリブ旅行もひとつの選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
その際には、バックパッカーはキーカーカー島をお忘れなく…!
少しゴージャスめに行くのであればサンペドロへ!

麻子さんが10年後に宣言しているベリーズ国際マラソンへの日本人誘致、
もし実現されるようでしたら僕も是非走りに行ってみたいと思います。

こうして日本人が異国の場所で奮闘している現場をみると、
僕もまだまだ頑張らなくてはとなります。

麻子さん、ご協力有難うございました!

太田英基

※尚、麻子さんが運営する旅行者向けの宿がオープンしたそうなのでご紹介まで。
ここにいけば麻子さんに逢える・・・!(?)
★ベリーズシティ日本人宿シェアーズB&B
http://belize.livedoor.biz/archives/52795139.html

★こちらは麻子さんの経営するベリーズ観光PR&ツアーエージェンシーです。
http://www.bprp.bz/

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