偶然、某ウェブサービス経由で繋がったぐんぐん英会話を経営している谷口さん。
フィリピンの首都マニラの中でも最もオフィスビルが立ち並ぶと思われるマカティ地域に
ぐんぐん英会話のフィリピンオフィスはありました。
オフィス内には沢山の個別ブースが並んでいて、
フィリピン人の英語講師の皆さんが日本人向けにマンツーマン英会話の授業をしていました。
先生達が大勢働くオフィスでしたので、とても賑やかなオフィスでした。
ぐんぐん英会話は昨今話題のフィリピン英語資源を活用したサービスで、
英語を学びたい日本人に英会話の機会を低価格に提供しています。
業界内でも最安値に近いと思います。
今まで時間的な都合や、お金の面で手が届かなかった英会話も、
オンラインであれば場所や時間も融通が効きますし、費用も破格!
※その秘密はSkype利用や、フィリピンとの物価差利用ですが、詳しくはぐんぐん英会話のウェブサイトへ。http://www.gge.co.jp/
・・・と、宣伝を少しお手伝い!
以下、ぐんぐん英会話の経営者である谷口さんにインタビューにご回答を頂いたので、ご紹介します。
自己紹介とこれまでの人生の歩みを教えて頂けますでしょうか。
株式会社ぐんぐん、谷口友洋です。
2009年6月に株式会社ぐんぐん起業し2009年9月18日より、
オンライン英会話サービス『ぐんぐん英会話』をスタート。
日本とフィリピンを往復しながらオンライン英会話サービスの運営をしております。
なぜ、この活動を始められたのでしょうか?
ひとつのきっかけとしては、前職のホテルにて勤務している際に他アジアの人達と比べて、
日本人の英語レベル、コミュニケーション能力の低さに気付 いたという点です。
ホテルのチェックイン、フロントスタッフとのやり取りを見ていても、
中国、韓国からのお客様は完ぺきでは無いにしても、英語でクレームをしたり、 リクエストも英語でガンガン伝えてきます。
対して日本人はというと、英語では伝えられない、伝えたがらないという方がほとんどでした。
大きな目標としては日本人の英語力向上の為、でしょうか。
なぜ、起業されたのですか?
上記の流れです。
また同ホテルのスタッフもほぼ半数以上がフィリピン人でしたので、
フィリピンに関しての情報、またフィリピン人のマネジメントに関しての経験も積むことができました。
ぐんぐん英会話の他社には無い強みと魅力は何でしょうか?(サービス面)
○レッスン提供時間
(10時~25時まで)
○価格
(月額6000円、1日2回。毎日受けると1回100円)
○フレンドリーな講師達
適当なレッスンはさせません。常に楽しいレッスン。楽しんで頂けるレッスンを。
その為に講師とのコミュニケーション、情報共有などは欠かせません。
テキスト棒読みのレッスンとかしたら、即説教です。
僕が全員面接していますので顔も名前も全て覚えています。
○ビデオチャットを標準提供
他社では音声のみの所もありますが、ぐんぐんはビデオチャットを標準にしています。
より楽しくレッスンを受けることが可能です。
やはり自社運営の講師センターで、講師を一箇所に集め管理、情報の共有をしているという事が一番の強みだと思います。
各講師が離れた場所にいると、細かい指示が伝わりにくい部分も多々あると思いますので。
日々の仕事の内容を教えて頂けますでしょうか。
ぐんぐん英会話運営全てですね。
組織が大きくなるにつれて、ある程度は各ポジションの責任者に仕事を任せていますが。。
またまだサービス開始して間もない時期ですので、
日々の運営、生徒様への対応、講師採用、フィリピンでの契約など諸手続き諸々全て関わってやっております。
全ての講師を面接し、自社でトレーニングしています。
今後の予定と計画を教えてください。
えーと。おなかが減ったのでランチでもいこうかと。
そういう意味じゃないって事は知っています。
(すみません。。)
フィリピンで働く魅力を教えてください。
フィリピンの魅力の感じ方は人それぞれだと思いますが、
ひとつ言えることは、全ての面で日本のクオリティの高さがわかりますよ。
日本に住んでいるありがたみ。日本の素晴らしさがわかります。
これはフィリピンじゃなくても言える事かもしれませんが。
フィリピン人の働きぶりについてどう感じられますか?
簡単に言うと、、
レールをしいてあげればどこまでも走ります。
でも、レールをしいてあげないと、全く動きません。
でも、一人で走らせとくと勝手に方向換え始めるから、レール点検はこまめにしましょう。
という感じです。すごく簡単に言うと。
しかし、皆さんが思っているより優秀な人材は多いです。日本人よりよっぽど頑張ります。
意見もはっきり言う人が多いです。
あと、自分の役割以外の仕事はキッパリ、全くやりません。
オフィスにたまったゴミも捨ててくれません。
ゴミ捨ては掃除する人の仕事なんです。。。
ゴミ捨ては今のところ社長の仕事になってます。。。どうにかしないと。。。
フィリピンでの生活について思う所があれば教えてください。
1000ペソは使いにくいですね。
フィリピンにて大変だった事と、どう乗り越えたのか教えてください。
全ての面において日本の常識は通用しませんよね。特に業者の納期とか、時間管理とか。
しかしながら、いちいち怒っていては何も進まないので・・・
アウェイで闘っていますので、アウェイの人たちのプレースタイルにあわせる事が大事だと思います。
日本の常識を押しつけちゃだめでしょ。
郷には入れば郷に従えみたいな。
言語の壁はどう克服されたのでしょうか。
英語がほぼ通じるのであまり壁はありません。
タガログ語の場合は、わかっているふり&知っている単語連発。
この裏技でたいていの国でコミュニケーションがとれるでしょう。
文化の壁はどう克服されたのでしょうか。
壁なんてないさ。
と言いたいところですが。実際にはまだまだ文化の違いに戸惑う毎日です。
まあそこを楽しまないとね。せっかく海外にいるし。
無理に日本は素晴らしい!という事を押し付けない事が大事だと思います。
人生のターニングポイントを教えてください。
明日あたりくるんじゃないかと思ってます。
(すみません。2回目)
日本とフィリピンのビジネスにおける違いを教えてください。
そんな事偉そうに言えるほど日本、フィリピンでビジネスしておりませんが。
この前ある人からお聞きした言葉をそのまま使わせて頂くと、
日本のビジネスは。ルールに則った、空手。
フィリピンでは。ルールなし。なんでもアリアリの喧嘩って感じでしょうか。
契約にしても、ビジネスをしていく上で当然だというルールも、予想だにしない事が起こりますのでバランス感覚が重要という感じですね。
先日も今住んでいる契約中のアパートのオーナーから電話が入り、
『そこ売っちゃったから、金曜日までに出てってね。お願い。ゴメン』と・・・。
普通売りませんよね。勝手に。賃貸してるのに。契約してるのに(涙)
日本におけるオンライン英会話サービスは今後どうなると思われますか?
さらに競争が激しくなると思います。
まだまだ日本ではマイナーなサービスですが、
今後オンライン英会話を受けているのが当たり前、むしろ必須くらいにしていきたいですね。
英会話って日本ではなんとなく『習い事』の域ですが、
韓国なんかだとむしろ 『必須』、嫌でも生きてくために、絶対やらなきゃ!ってくらいになっていると思う。
それくらいに追いつきたいですね。
好きな言葉(哲学)を教えてください。
やるの?やらないの?
まずやっちゃえ。
夢(将来目標)を教えてください。
だいたいビール4杯目くらいで語りはじめると思います。
(すいません。3回目)
フィリピンというと、あまり良いイメージが無いと思いますが、
オンライン英会話を切り口にしてフィリピン人の良さ、明るさを多くの日本人に伝え、
少しでもフィリピンのイメージUPに貢献できるといいですね。
これからもぐんぐん頑張ります。
==================================================================
以上、かなりラフなご回答を頂いてしまいました・・・・(笑)
ですが、実際に谷口さんは29歳にして既に事業運営をしており、大勢のフィリピン人を雇用しています。
とてもフレンドリーな方で、初対面の僕にも本当に良くして頂いた素晴らしい方です。
谷口さんは青山学院大学を卒業した後、教育関係の企業で営業職を1年ほど経験し、
その後、知人の紹介で、サイパンのホテルのマネージャー職を1年のつもりが気づいたら3年務めていたそうです。
そして、起業志向のあった谷口さんはホテルを辞めて起業されたそうです。
会社を退職し、フィリピンにやってきて、オフィスを探して、オフィスに置く机を探した谷口さん。
道端にいた大工に「机をつくって欲しい」と依頼するところから始まったそうです。
そこから何度か事業拡大に伴い、オフィスを移転しているそうです。
僕は谷口さんのオフィスにお邪魔をして、旅の道中の荷物を置かせて頂いたり、
少し滞在させて頂いたりしていたのですが、フィリピン人の先生達がとても仲良さ気に谷口さんに声を掛けたり、
相談をしたりしているところを見ると、谷口さんのオープンマインドな人柄がよく伝わりました。
(勿論、仕事というのもあるとは思いますが。)
最後に谷口さんから日本の若者へのメッセージを頂戴しております。
日本の若者へ、メッセージをお願い致します。
こんな僕でも起業できて、フィリピンで何とか頑張ってます。
毎日フィリピンでは、日本では信じられないような事が起こりますが、楽しいですよ。
あー。なんか毎日つまんねーな。別にやりたいことねーし。
みたいに思ってるキミ。。とりあえず、海外にでもでちゃえば。フィリピンにでもいっちゃえば。
別にいきたくねーしって人は。。。まあとりあえず行ってみて考えてみましょう。
それもいやだって人は・・・・・ぐんぐん英会話でもやってみましょう。(すいませんでした。)
オンライン英会話, グローバル人材, サムライレポート, ビジネスモデル, フィリピン, 海外で働く日本人, 英語