philippines

コラム

語学留学の新潮流、フィリピン格安留学をレポート!(1日6時間マンツーマンで3食付いて月額10万円)

2017/10/12  

LINEで送る
Pocket

フィリピン留学について、ざっくりとした前置き。

楽天やユニクロの社内英語公用化が大きな話題となり、
日本でも本格的に英語が必要なんじゃないかと注目度が高まっています。

そんな中、日本人への知名度はほぼ無いのですが、
注目されつつあるフィリピン英語留学というものがあります。

概要をサクっと魅力をお伝えすると・・・
学校にもよりますが、1日6時間のマンツーマンレッスンを受けれて、
3食も付き、寝る部屋も提供されて月額10万円を切る
語学学校もあります。
この価格は欧米留学では不可能でしょう。
期間も学校によっては1週間から受け入れてくれるので、学生の長期休暇は勿論、
忙しい社会人の短い休暇でも受け入れ可能かと思います。

日本ではほぼ知られていませんが、
既にお隣りの韓国ではフィリピン留学は当たり前の選択肢となっています。

実際にフィリピンに数百校ある語学学校のうち、95%以上は韓国人経営です。
韓国人の英語力向上はフィリピンが支えているといっても過言ではないでしょう。

さて、僕も英語留学について調べ始めるまで、フィリピン留学のことは知りませんでした。

世界一周の旅に出る前に、
どうしようもないほど低すぎる英語力を叩き直す為に短期英語留学を検討していました。
旅先で現地のビジネスマンや、
外国の旅行者と交流を図るために英語を事前に学ぶことは大変有意義且つ必要不可欠と考えていました。

しかし、予算もあまりないのが正直なところ。
日本国内の英語レッスンは安くはないし、何よりも僕自身誘惑にとても弱いので、
英語を学ばざるを得ない環境(外国)に身を置きたかった。

何処かに格安でバッチリ英語を学べる場所が無いだろうか・・・
そんな都合が良いことばかりを考えて探していたところ・・・
え・・・有るじゃないか!

インターネットで検索をしたら突如現れた『フィリピン留学』というキーワード。
「え?フィリピンで英語留学?驚くほどピンと来ない・・・!」
それがフィリピン留学との最初の出逢いでした。

そうして、色々と比較検討した結果、
実際に僕は2010年の5月~8月までの3ヶ月間、フィリピンにて英語留学を体験しました。

結論、行って本当に良かったです。
本当に中学1年生の英文法すら怪しい僕が今、
世界一周の旅の中で出逢う外国人と拙いなりにも英語で意見交換や、
一歩進んだコミュニケーションを出来るのは紛れもないこの3ヶ月のおかげです。
(※僕はTOEICスコア等で前後の比較をしていないので、実際のレベルアップの具体値を知りたい方はネットで検索すれば恐らく他の体験者のレポートが見つかるかと思います。)

今回はこれから英語留学を検討される方向けに、
僕がフィリピン留学の魅力や、心得などをレポートします。
少しでも参考になれば幸いです。

前提としてフィリピン留学は英語上級者というよりは、僕のように中高で勉強したことを綺麗に忘れ去って、
英文法ゼロから始めるような初心者~中級者ぐらいまでが対象でしょう。

(フィリピン人は皆英語を話せますが、英語ネイティブの発音では無い為、最初のある程度の英会話を身につけたい人にまではオススメですが、それ以上は英語ネイティブの国が妥当でしょう。しかし、僕を含めた多くの日本人が恐らくフィリピン留学で最初は十分事足りるのではないかと思います。)

実はフィリピンは英語公用国なのです。

フィリピン人のほとんどが英語を話せることをご存知でしょうか?
フィリピンは元々アメリカの植民地だった歴史があり、
現在でも義務教育過程をほぼ英語で授業を受けるため、義務教育を過ごした人は英語を話すことが出来ます。
特に大学を卒業した人に至っては、フィリピン国内の英語学校でマンツーマンレッスンを行う資格を持つとのことです。
大学生は勿論、タクシーのオッチャンも英語を話せます。

また、実際にアジアの中でもフィリピン人は割とクリアな英語を話すようで、
アジアの格安留学の中では、他国の語学学校よりも定評あります。

フィリピン留学5つの魅力

マンツーマンレッスン形式

最大の魅力であり特徴は授業形式がマンツーマンレッスンである語学学校がほとんどです。
カナダやオーストラリア等の先進国では英語講師の人件費が高い為、マンツーマンレッスンはとても受けれません。
しかし、フィリピンでは物価差を利用して、低価格でマンツーマンレッスン可能です。

僕のフィリピン留学仲間の中にカナダで半年留学していた人がいましたが、
20人1クラスの為、英語を話す機会がほぼ無く、半年経っても話せなかったとのことです。勿論、環境を利用すればいいのですが、人見知りする人などもいるでしょうから…。
マンツーマンレッスンでは、個室で先生と二人です。
ここでは話さなくては何も始まりません。
最初は単語を並べるだけかもしれませんが、ホスピタリティ溢れるフィリピン人の先生が親切丁寧に手助けしてくれるはずです。
マンツーマンは英語を話す機会が無く英語を学んできた日本人には本当にオススメです。

授業料が格安

そして、フィリピン留学オススメの最大の理由としては、やはり価格面。
学校によって違いはありますが、おおよそ平均で言うと、
平日6時間のマンツーマンレッスン、3食付き、寝る場所もありで、
1ヶ月10万円前後です。探せば9万円を切るところもあります。
日本にいたら都心で家賃を支払う価格で、マンツーマンレッスンにご飯も付いてくるというお得感です。
留学をして英語を学びたいけど、留学費用が高いから…
と足枷になっていた方は、是非フィリピン留学を検討してみてください。

物価が安い

これは留学費用にも通じる部分ではありますが、フィリピンは日本と比べると物価が安いです。
平均して5分の1~10分の1程度の物価差だと思います。
学校で英語を学ぶ以外にかかる生活費用も特に目立った買い物などをしなければ、
月額2-3万円で事足りるでしょう。(節約生活をすれば1万円もかかりません。)

フィリピン人だけでなく、韓国人とも出逢える。

先にも触れましたが、フィリピン留学はお隣りの国、韓国では当たり前の選択肢になっています。
それほど迄に韓国人の英語教育熱は強く、フィリピンへの留学生も当然ほぼ韓国人です。
日本人にとって、とても良い刺激になることは間違いありません。
フィリピンにて、フィリピン文化だけでなく、韓国文化も学ぶことが出来ます。

治安も言うほど悪くありません。

魅力というよりは、日本人がフィリピンに抱く不安を解消するという意味合いが強いですが…。

日本人がイメージするフィリピンというと、
「テロがよく起こる」「日本人がよく死ぬ」「フィリピンパブ」と、この3つが多いかと思います。
特に前者2つについては治安が宜しくないという疑念を抱くかと思いますが、
実際に3ヶ月間留学をしていて、命の危険は感じませんでした。
確かにテロも起こりますが、一部地域での話です。
日本人が死ぬこともありますが、金と女の揉め事で死ぬ事が多いようで、理由も無く死ぬ人はほぼいないとのこと。
要は、自分自身がしっかりしていれば大丈夫ということです。
勿論、東南アジア特有のスリやボッタクリなどはよくありますのでお気をつけて。

事実、お隣の韓国からは高校生や大学生が大量にフィリピン留学に来ていますし、
夏休みには小中学生がお母さんと一緒に大量に短期留学に来ています。
治安についてはそれらがそこまで危険な国ではないことを物語っているでしょう。

フィリピン留学についての心得12条

現地に友達をつくろう!

折角フィリピンに来たのだから、学校で授業を受けているだけでなく、
もっとフィリピン人の友達をつくって、英語でコミュニケーションを取る機会を創りましょう!
facebookや、language exchangeサービスを利用して、フィリピンの友達を創りましょう!
勿論、学校で英語を教えてくれる先生を食事や遊びに誘うのもアリです!

ひきこもらずに、文化も学ぼう!

たまに見かけるのが、本当に英語だけ学びに来たという人。
留学というのは語学は勿論ですが、異国の文化も学べる貴重な機会です。
部屋に閉じ篭って英語を勉強するのもいいですが、折角の機会なので、
外に出て、街に出て、フィリピンという国を感じましょう!

インフラにはあまり期待できません。

日本はとてもインフラが整っている国です。
水道、電気、インターネット・・・等々。
しかし、フィリピンはそこまでの水準ではありません。
水も断水ありますし、電気もよく停電します。
インターネットも場所によっては回線が遅かったりします。
正直、日本ほどの良い環境は望めません。
しかし、耐えられない程のことではありませんので、よほど神経質ではなければすぐに慣れると思います。

日本の近代史を学ぼう。

フィリピン人と話し込むと、よく話題にでるのが第二次世界大戦についてです。
日本軍がフィリピンを占拠した事を彼ら(特に年輩の方)はよく知っています。
フィリピンに留学する際には、日本の近代史について学び直しましょう。

先生選びを大切に!

フィリピン人の先生のレベルは本当に個人差があります。
僕のように英語力ゼロからの人は、どの先生でもそこまで影響ありませんが、
ある程度英語力ある人は、先生選びをしっかりしましょう。
ほとんどの学校で、先生との相性が悪い場合、変更可能なはずです。
特に気をつけるべきは発音です。
現地語のタガログ語なまりの英語を話す先生も中にはいます。
できるだけクリアな英語を話す先生を掴まえましょう。

学校選びに失敗しないように、とりあえずの1ヶ月申請。

フィリピン語学学校の情報はまだまだ分散しています。
特に日本語でウェブサイトを用意している語学学校はとても少ないです。
中には運営や先生のレベルが微妙な学校もあるでしょう。
そんな時のことを考えて、まずは最低限の1ヶ月入学から始めたほうが無難です。
気に入れば延長することも出来ますし、気に入らなければ学校を変更することもできます。

また、「折角だから日本語を使わないように日本人がいないところに行こう!」と、
韓国人が99%の語学学校を選択する人もいますが、逆に韓国人同士が授業以外のコミュニケーションでは韓国語ばかりを話すことが多いようで、とてつもない疎外感を感じることもあるようです。
最初は日本人もある程度いる学校から始めるとよいかもしれません。

最低限の英文法は事前学習して挑もう。

僕はほぼ事前学習無しのままフィリピン留学に入ったのですが、
やはり、中学レベルの英文法は日本滞在中に学ぶべきでした。
社会人等は忙しいかもしれませんが、そこだけは身に付けて挑みたいものです。
※勿論中には、本当に英単語もサッパリわからずにやってきた強者も留学仲間にいましたが、効率を考えると…!

オンライン英会話で事前に特訓!

フィリピン留学と同様に、オンライン英会話サービスも流行ってきています。
どのサービスも相場で50分300円程度でマンツーマン英会話ができるという、これまでにない価格破壊サービスです。
安さの秘訣はフィリピン人英語講師とSkypeにて英会話レッスンを受けるという部分からきています。
但し、1日50分等では物足りない人もいるので、僕は時間がある人には留学をオススメします。
短期集中で一気に英語を身につけましょう。
留学前に英語に慣れたい、フィリピンのことが知りたいという人は是非活用しましょう!
オンライン英会話の先生と仲良くなって、フィリピンで逢って遊ぶことも出来るかもしれません。

更なるレベルアップを目指すには他国への留学も要検討。

韓国人留学生に多いのが、3ヶ月~半年、フィリピン留学をしてベースを身につける。
その後にカナダ、アメリカ、オーストラリア等の英語ネイティブ国に留学をするパターンです。
これはコストパフォーマンスにも優れた方法で、韓国では当たり前な方式になっているようです。

費用を抑えたい人はセブパシフィック航空を使おう。

費用を極力抑えたい人は、LCC(格安航空)のセブパシフィック航空を利用しましょう。
現在は関西空港からしか飛行機は出ていませんが、時期によっては往復3万円以下も可能です。
※普通の航空チケットだと30日を超えるチケットは10万円近く費用かかります。
※節約したい人は関西空港までも高速バス利用という手も忘れずに。

留学場所選びに気をつけよう!

フィリピンで英語留学をするには幾つか有名な都市があります。
マニラ、セブ、バギオ、クラーク・・・などなど。
僕はバギオという土地を選びました。
理由としてはバギオは標高1500メートルの場所にあり、フィリピンなのに涼しいというのがポイントです。
しかし、時期によっては雨季真っ只中で、毎日スコールが降り湿度が高く快適ではありませんので御注意を。
また、バギオは遊ぶ場所がほぼ無い為、勉強に集中するには良い環境ですが、
本当に遊び場が少ない為に、週末などは手持ち無沙汰になります。
首都のマニラからバスで6時間もかかるのもネックです。
逆にマニラやセブ等の場合、色々と遊ぶ誘惑が多く、勉強に集中できないと聞きます。
どちらを選ぶかは自分で決めましょう。

週末等にはフィリピン屈指のリゾート地も楽しめます!

セブ、ボラカイ、パラワン等、島国であるフィリピンには有数のビーチリゾートが在ります。
週末等を利用して、勉強の合間にショートツアーを組むのも良いでしょう。
その際は、セブパシフィックかゼストエアーという国内LCCを利用すると安く移動できます。

以上、いかがでしたでしょうか?

フィリピン留学の魅力と、心得るべきポイントが少しでも伝わったなら幸いです。

まだまだ日本人には馴染みが無いフィリピン留学ですが、
英語が益々必要となってくる日本人にとって今後数年でグッと身近になることは間違い無いでしょう。

学生の皆さん、時間を創って留学を検討してみてはいかがでしょうか?
社会人の皆さん、
長期休暇をフィリピン短期留学に使って、平日は英語!週末はビーチ!というのはいかがでしょうか?
転職予定の方は次の会社に入社する前に数カ月間、英語を学ぶのはいかがでしょうか?

企業の英語研修でもフィリピンを選択する企業が増えてきているようです。
これから英語教育に注力していく企業の経営陣、人事の方々も是非、フィリピン語学留学にご注目を!

以上、フィリピン英語留学体験者の太田英基でした。

今度は英語を学ぶことで得られるメリットや、拡がる世界について記事を書きたいと思います。

※質問を頂いたのですが、上記では6時間をベースにしていますが、勿論学校のカリキュラムによっては8時間や4時間のマンツーマンレッスンを自由に選択できるところもあります。

LINEで送る
Pocket

  • 日本最大級の留学情報サイトSchool With(スクールウィズ)
  • CareerWith

, , , ,


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です