Cuba-Havana-20101213060559

旅雑記

12月12日:キューバの結婚式に参加。

2010/12/21  

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キューバ現地の人のウェディングパーティーに参加させてもらう。
良くしてもらったキューバ人の娘さんが結婚式ということでお誘い頂いたので参加。
結婚式会場は日本ほどの華やかでは無かったが、集まる人のテンションの高さは日本以上。
式の内容が着々と進み、一段落したところでダンスパーティに変化!
もう、新郎新婦も関係なく皆踊る踊る!
結局、2,3時間踊り倒して終了となる。エネルギッシュ!
とても良い経験をさせて頂きました。

その後、キューバ旅行中のベルギー人のスタンと一緒に鉄道でSanta Claraへ行こうとするも、
事前予約が必要で敢え無く散る。時間は夜21時。
他の手段を探して、オンボロアメ車タクシーに乗って運転手が迷子になりつつも、バスターミナルに到着。
しかし、この日のバスは既に無いという…。
なんとしても残り少ないキューバを満喫する為には今日旅立ちたい。
タクシードライバーとの交渉が始まった。

そうするとバス代と同じ料金の18CUCで、Santa Claraまでタクシーを出してくれるという。
僕らは2人。ドライバーの希望なので、もう1人見つかったら出発することに。
しかし約束時間がきてもドライバーがもう1人を見つけられない…既に23時半。
挙句の果てにドライバーが”1人25CUC出してくれ。じゃないと行かない。”
という駄々をこね始めた。既に本日の最終バスが無いので、交渉カードが無い…。
無理やり、別のタクシードライバーに交渉をして値段を引き下げようとするが、
小さなバスターミナル、全てのドライバーは友達同士(グル)でした♪(涙)

僕らも負けじと駄々をこねる。22.5CUCまでは下げてくれた。
正直、4.5CUCぐらい出しても良かったのだけど、平気で約束を破ったことが許せず、我々は粘った。
そうすると、どうやら違うキューバ人カップルが現れた。
彼らもSanta Claraに行きたいらしく、一緒に行こうと。
僕らは4人になったからこれで18CUCで行けると思ったのだが、
何故かタクシードライバーは25CUCを要求。理不尽過ぎる(笑)約束が…。。

僕はこの時、少しキューバ人が嫌いになりました。
勿論、全キューバ人がそんなわけではないでしょうが、やはりこういう人がいることは観光客への評価を下げることでしょう。とても残念。

それでも僕らは粘る。「話が違いすぎる!」の一点張り。
しかし、夜も更けて24時過ぎ。
そろそろ僕らも目的地に向かいたい…。
そうすると、Santa Claraに行きたいキューバ人カップルの旦那が、
「わかった。俺が君たち3CUC分ずつ払うから、一緒に行こう!」との提案を受ける。
それでも当初の18からは4高いし、
何故タクシードライバーではなく乗り合わせた人が払うことになるのか理解もできないままだったが、
他に選択肢も無いので、その提案に甘んじることにした。
基本的にこのあたりのタクシーは100CUCじゃないと動かないらしい。
乗客4人×25CUC=100という図式だ。
最初の18CUCというのは僕らを場に踏みとどめて他の選択肢を無くさせ交渉力を失わせる為の戦術だったのか…!?
とか一人で妄想しながらも、
「きっとそんなことまでは考えてないだろうな・・・」と変な妥協妄想も。

とにかく僕らは少し古いタクシーに乗って、
キューバ人カップルと、タクシードライバーとの5人でSanta Claraへ向かうことに。

それにしても何故キューバ人がタクシーの25CUCを支払えるのかという疑問が当初からあった。
キューバ人の月間平均所得は20CUCから30CUCだと聞いている。
医者ですらその範囲を超えないと聞いた。

「もしかして、ドライバーとグル?」とか考えてしまう駄目な自分もいるが、その理由はすぐに判明する。
仕事を訊くと、アメリカのマイアミでタイヤ屋を営んでいるということ。
今回はキューバにいる彼女に逢いにきたとのこと。
彼女は2人いて本命はマイアミにいるとのこと。・・・と、
本命ではない彼女の前で平然とそれを説明してくれるキューバ人のオジサン。
そして彼は携帯電話の待ち受け画面を見せてくれた。

そこには本命の彼女の全裸写真が!
そして、その携帯電話をいじって遊ぶ2番目の彼女。
ベルギー人のスタンは「アホ過ぎる!」と笑いを堪えていた…。

その2番目の彼女のテンションが異常なほどに高すぎて、出発後1時間はサッパリ眠りにつくことが出来なかった。
僕はずっと中国人と呼ばれる始末で、スタンはスペイン語が僕以上に理解できない為、
とりあえず「イエス、イエス。」とだけ相槌をしているようだ。

それでも今日はとても疲れていたので車中で爆睡。
気がつくと、ドライバーが交代されていて、何故かキューバ人のオジサンが運転している!
なんじゃこれは!

どうやら、タクシードライバー、オジサンが行きたい目的地(Santa Claraの近く)までの道を知らないらしく、
運転手交代というわけだ。
しかしながら、オジサンは少し酔っ払っているので、運転が激しく荒い!
スタンが何度か「クレイジー!」的な発言をするが、オジサンは爆走。

気がつくと、彼の家の前に到着。
4時間弱という短い時間だったけれど、とても楽しい(?)時間をありがとう…。

その30分後、僕らはSanta Claraの中心地に到着。朝5時。誰も街を歩いていない。
そのままホテルのロビーでチェックインを待つ。
ひと眠りしたらいよいよ、チェ・ゲバラが眠る聖地、Santa Claraを巡ろう。

※ベルギー人のイケメン、スタン。

※タクシー車中、終始僕らに絡んできたテンション高いキューバ娘。

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